親鶏とは
親鶏は、採卵目的の鶏のことを言い、年間で約280個程度のたまごを産みます。国内で流通している鶏肉は、肉用目的の鶏(いわゆるブロイラー)の鶏肉が主流です。
ブロイラーの鶏肉は出荷日齢が生後50日程度と短いことから、若鶏と呼ばれ、肉厚で柔らかく、ジューシーなのが人気です。 肉用目的の鶏には、他に、名古屋コーチンや阿波尾鶏といった、地鶏などの銘柄鶏があり、こちらは生後80日から100日程度で出荷され、若鶏に比べ、肉に旨味のあるのが特徴です。
これら肉用目的の鶏とは、別に美味しい赤や白の卵を採るための採卵目的の鶏があります。
採卵目的の鶏は、生後120日位から産卵を始め、生後500から750日程度で卵を産む役目を終え、食鳥処理場へ出荷されます。この採卵の役目を終えた雌鶏のことを「親鶏」といいます。
親鶏は、若鶏と比べ飼育日数が長く(若鶏 50日、親鶏 500~750日)その為、身がしまり肉質が硬いという特徴があります。
成長するにつれて肉の旨味は増しますが、非常に硬い肉質になるため、主な使用用途は、加工食品、レトルト食品、冷凍食品、スープの原料、缶詰食品、etc になり、地域にもよりますがスーパー等で生鮮食品として直接目にすることは稀であります。
しかし、噛むほどに出てくるコクと旨味は、若鶏では味わう事のできない深みがあります。そこで、当組合はこの親鶏肉の強みを活かして、肉だんご、ハンバーグ、ハムソーセージや各種スープ原料 など加工食品として商品化をしております。
取り扱い部位紹介
肉類
- もも肉
- むね肉
- 骨付きもも
カット類
- 皮
内臓類
- 肝
- 玉ひも
スープ用原料
- 胴がら
- 手羽
- 中抜き
ミンチ類
- ミンチ肉